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憧れの……part1 [編集こぼれ話]

こんにちは。BG MAGAZINE編集部に入社して9ヶ月のAです。初めまして。日々、BGを作るため編集局皆様から<BG MAGAZINEの恥さらし>と思われながら頑張っています。本当に思われていたら悲しいです。嫌です。撤回します。
 さて、そんなことより、先日BGEastというエリア版の企画でfxgさんの協力のもと行っている企画の取材に行ってきました。このコーナーは、毎回ゲストの方にお店にお越しいただき、メガネを選んでもらって、それをとっかかりに色々お話も聞いちゃおうという企画なんです。今回のゲストは、私がBGにかかわる前から、ずっとずっと大好きで応援させていただいている100sからギターリストの町田昌弘さんにお越しいただきました。2月にリリース予定の『希望』のお話から、町田さんのソロの話まで、様々なことを聞いちゃいました。実際の記事になると大幅カットになってしまうため、それは勿体ない!ということで、その他の部分はここでひっそりと掲載させていただきます。町田さんの素敵な人柄も垣間見れたインタビューをお楽しみください。

『OZ』から2年、ニュー・マキシシングル『希望』リリース

これまで、シンプルなバンドサウンドでありながらも、どこか宇宙的で実験的な楽曲を聴かせてくれていた、彼らが次に発表する『希望』は裸一貫、一切のごまかしがきかないほどのポップサウンドを奏でています。常にどんなバンドよりもずっと先をいくような楽曲を出してきた100sから、何故今こんなにまっすぐなポップな曲ができたのだろう?新作にまつわるアレコレを聞きました。

■約2年ぶりで新曲が出ましたね。早速聴かせていただきました。
町田:どうでした?
■100sだったら、もう無条件に泣けますよ。
町田:(笑)無条件なの?すごいな。
■『OZツアー』からかなり間があって、聴いたときかなり胸がいっぱいになってしまいました。
町田:また一歩進化して違うバンドみたいになってますからね。今は。
■“希望”聴かせてもらって、今までの作品とは違った位置にある作品だなって思います。変な意味じゃなくて本当に何もないまっさらな、開けた印象なんです。もう言われつくしていると思うんですけど、すごいポップですよね。
町田:今回はとにかく前に進むってことしか考えて作ってない。
■“バーストレイン”とか今までも前向きで、真っ直ぐな曲ってあったけど、これだけポップでアクがない曲は本当に意外です。でも言ってみればその中村一義のアクが魅力であったとも思うんですけど、それが全くなくなってしまったようにも見えますが。
町田:そうですね……、まあ、100sのアクになったんじゃないかな?違う汁が出てるんじゃないかな?なんかね、本当にドロドロしすぎてここまで単純明快なものができてしまったんじゃないかって気がするんですよ。
■イントロ聴いた瞬間からめちゃめちゃ開けてますよね。
町田:今までは普通なものを普通にやっちゃうと「普通だな」って抵抗があったですけど、でも今はそういう普遍的なものというか、トラディショナルなものをやっても100sがやることによって新しいものに変わっちゃうから、堂々とできるのね。っていう勝手な自信がついたんです。やっぱ5年やってきてね。

<状況が裂いた部屋>を出て

■ヒャクスタに移られて、制作に関して何か変わったこととかありますか?
町田:どうでしょうね?状況部屋っていうのはね、個人的な感覚としてはものすごいドロドロさ加減だったんですよ。
■確かにリスナーとしてみてても、内にこもっている印象がものすごくあります。
町田:前のプリプロのときも状況部屋で作ってて、ものっすごいドロドロになってきててね。ヒャクスタっていうのは、またそれとは違う新しいところだからね。そっからまたドロドロが増えてくるんだろうなって気はしてるけど。そこでまた、すごくフラットにゼロからちゃんとスタートできてる。でも、ゼロからスタートするにも、ゼロになるまではものすごい積み重ねがあって、今の時点ではゼロになってるだけだからね。100sは、そういうの多いです。毎回会うだびにゼロからスタートしてる。メンバーに会うたびにね。
■博愛博+が終わってから『A』を出すときも、今と似た感じでしたね。一回一回の区切りがあってってサイクルがありますよね。
町田:そうっすね。でもそういうことを続けていますが、実は繋がっていますからね。大きい部分で、今まで培ってきたものを持ってゼロからスタート。大変なんですけどね。「毎回ゼロからかよ」って(笑)。でもそれが楽しくて音楽やっているからね。
■自分たちの中で、リセットさせようって思っているわけではないんですよね。
町田:無理やりしても嘘くさくなるっていうかね。だったらバンド辞めちゃってもいいなって思うよ。その続きというか、ちゃんと経験値を踏まえた上でちゃんと道が先にあるというか、いい作品になってるから、“希望”が今一番の最先端の100sなんで、その次また何か作品を出すときっていうのは“希望”を超えたところにあると思いますよ。

6つの星が1つの場所に向かって

■“希望”と“シンガロング”以外にも2曲新曲をCOUNT DOWN JAPAN06/07で披露されていましたが、今年アルバムも出るかも期待してもいいですか?
町田:今、頑張ってやってます!
■前回『OZ』のときレコーディングが一触即発だったって言われていましたが、今回は、どんな様子ですか?
町田:基本的にね、レコーディングは一触即発ですよ。
■(笑)。それは変わらずと。
町田:昔から変わっていないですよ。それが、全員が同じ方向むいているんで、それが絶対いいんです。全員が同じ方向むいていても、ダラダラやっていたら駄目だし。一触即発ムードで全然違う方向むいていたらもっと駄目だし。同じ方向むきながら「触れたらぶっ殺す!」みたいな雰囲気でやっているのが、逆にいいんだと思うんです。100sっていうのは。
■6人ともみんな個性がバラバラなのに、みんな一個の作品に向かってこんなにきれいな作品になるっていうのが、いつもね、すごいなって思うんです。
町田:すごいでしょ?毎回奇跡的ですからね、やってることが。なんだろう?基本的にメンバーが、何かに寄りかかろうとかしないからね。それを中村一義が引っ張っていってる。リリックとコンセプトの上でね。猛獣を檻に入れたって感じなのかな~?いつ噛み殺されるかみたいな感じでねと言っても、ものすごくファインな気質のもとですけどね。
■ピリピリしてる感じ?
町田:ピリピリとは違うんですよ。誰もしゃべらないとかそういうのではなくて、音を出し合ったときに、「ワー!助けて~」みたいなね。何て言ったらいいかわかんないんだけど、誰かが押したら、誰かが引いてじゃなくて、誰かが押したら、誰かが押してくるみたいなね。全員いっちゃてるよね。“希望”に関しては、6人みんなのプレイがいっちゃてる。

「個っていうものがないと、100sなんてできない」

■町田さんとしては、100s以外でも結構動かれる感じですね。プロデューサーと、ソロも今制作中ということですが。
町田:そうですね。ソロは今作ってますよ。制作に入っているんですが、(ソロ作は)時間がかかるんで。
■町田さんの声もものすごく好きですよ。
町田:あぁ、はい。(ものすごく照れた感じで)なんかね、ギターを褒められると「うん、いいでしょ?」っていえるんだけど、歌……言われるとね、穴があったら入りたくなるんだよね。ほんっとに。
■一度聴いてみたかったんですが、100sでギターリストとしてやられてて、他のアーティストさんのプロデュースもやれてて、更にソロをだれるというのはそれ以上に表現したいものがあるからなんですか?
町田:そうですね。表現っていうかね、挑戦かな?例えばナツ(石野田奈津代)だったら、ナツの曲があって、それをよりよくするために自分がいるわけだし。ソロに関しては自分ひとりで何ができるかっていうところで。なんかね、ちゃんと自分の個っていうものをきちんと立たせるためにやってる。それがないとね、100sなんてできないんです。あのバンドは、もう恐ろしいぜ。
■(笑)。
町田:ソロは、だから、まぁ、オリンピック的なものじゃないですかね?
■4年に1回。長いけど、楽しみにしています。じゃあ、今年はリリースは……。
町田:できたらいいな、という感じです。
■町田さんのソロとしてのライヴは?
町田:それもまだ未定ですね。リリースがあれば、レコ発やりたいとは思ってますけど。あとは、さっきも言ったようにね、人の前で歌をメインに歌うっていうのは……。
■いえいえ。歌も素敵なので、是非披露していただかないと。諸々楽しみにしております。ありがとうございました!
町田:ありがとうございました。

楽しんでいただけたでしょうか?私はかなり楽しかった!思う以上に『希望』はすごい作品です。すごく納得できるのは、町田さんが言うように5年やってきたことの説得力なのでしょう。取材後、写真を撮るのですが、そのときもかなりノリノリだった町田さん。<NANAの誰かがかけていそう>というサングラスをかけポーズを決めたところをパシャリ!町田さん、ありがとうございました。とても、幸せな瞬間でした。それでは、2月14日にリリースの『希望』と、2月1日に発行になるBGEastを楽しみに待っててくださいね。


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